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- >働きウーマンインタビュー ウェンディ畳指さん(vol.5)
「インストラクター」という職業は、何らかの技術を指導する仕事。今や生活に必須な「パソコン」。ワード・エクセル・パワーポイントなど、このパソコンの技術を教えるのが「パソコンインストラクター」。今回は、この仕事が楽しくて・・・という、ウェンディ畳指さんにお話しを伺いました。
「ここまででいい」ができない仕事
「インストラクター」というと、颯爽と教壇に立つパソコンの先生を想像しますが。
「はい、現在はITの基礎からOfficeなどのアプリケーション操作、ビジネスに必要なマナーなどを教えています。パソコンの業界は技術の進歩が速く、ソフトのヴァージョンアップもあり、自分の知識を追いつかせるのも大変です。つまり『ここまで』というゴールがありません。それに、パソコン技術があるだけではこの仕事では一人前とは言えません。技術や知識があっても、それを生徒さんに正しく伝える力がなくてはなりません。そのため、教え方、話し方の訓練も必要です。また、いかにわかりやすく伝えるか、いかにヤル気を持ってもらうか、などの工夫も必要なので、私は技術勉強以外にも、授業を進める上で必要な話題探しのために新聞やテレビは必ず見ます。ですから、仕事とプライベートの線が引きにくく、毎日が勉強です。」
資格を取るために1日16時間猛勉強
単に「カッコイイ」仕事ではないようですね。ウェンディさんは、もともとインストラクターを目指しておられたのでしょうか?
「いいえ、実は小さな頃からキャビンアテンダントになりたくて・・・IT関連の企業で働くことなど全く頭の中にはありませんでした。就職当時はパソコンもあまりできませんでしたし。しかし、以前に勤務していた会社で、ひょんなことからパソコン研修のアシスタントをすることになったのです。資格もなく経験もなく不安でしたが、その時にメイン講師を担当したインストラクターの方の教え方、伝え方、話し方、物事の例え方・・・とにかく素晴らしくて感動しました。このことがきっかけで、MOTを取得しようと猛勉強をしました。新しいことだけれど、一歩踏み出す勇気を持とうと・・・。その時には1日のうち寝ている時間以外は、ずっと勉強していました。3か月程度でしたが、とにかく集中して勉強し、1回で合格しました。1回で合格できるのは受験者の2%と言われていたので、大きな自信につながり、それからずっとこの職業一筋です。」
資格はステータスではない、生かすも殺すも自分次第
現在お持ちの資格はどれくらいあるのでしょうか。
「現在取得している資格は、MOTExpert,MOT2007,MCA,MCP,VBAExpert,P検インストラクター、P検2級、などです。私の場合、持っている資格が仕事に直結していますので、自分の仕事の幅を広げようと資格を増やしてきたということでしょうか。また、1年に必ず1〜2個は新たな資格を取っています。」
資格を取って終わり・・・ではないのですね。
「この世の中に、この資格を取ったら安泰というものなんてないですよね。特に、ITの技術は日進月歩です。お医者さんも、新しい病気が発見されたら勉強・研究しなくてはならないし。でも、最近は、資格がステータス化してきているような気がします。この資格を持っているというだけでスゴイというような。資格を取ったら、それを生かすも殺すも取った人次第だと思います。」
受講生のモチベーションが上ってくる様子が嬉しい
資格というステータスだけがほしいという方もいるのですね。
「そうですね。私は、せっかく勉強するのであれば、その資格を活かしてほしいという思いで教えています。ですから、学校に通えばMOTも受かるだろう、という気持ちで来る人に『大丈夫ですよ、がんばれば受かります』などと安易な言葉はかけません。『生半可な気持ちでは受からない』という厳しい言葉もかけながら受講生に接していきます。すると受講生のモチベーションが徐々に上ってくる様子がわかって、逆にこちらまでエネルギーが湧いてきます。それぞれの研修は期間も内容も受講生の人数も違いますが、担当となる研修の都度、達成感が味わえて、自分にとっては最高の職です。」
「やれるかな?」ではなく「やれる!」
就職や転職を考えている方、資格を取ろうとしている方に何かアドバイスをお願いします。
「何事に対しても、やれるかな?と疑問に思いながら進めるのではなく、やれる!という前向きな思いで向かっていくことが大切だと思います。『一歩前に』が私の信念なのですが、やれるかな?できるかな?と思い悩んでいるだけでは何も進まないので、『資格について調べよう』など、できることから手をつけていくと一歩前に進めると思うのです。」
とっても前向きな考え方ですね。なんとウェンディさん「後ろ向きな考えをしたことはありません」とのこと。感心しました。
子どもに伝えたいこと
2歳の娘さんがいるウェンディさん、早い時期から保育園生活の娘さんに「自分の背中を見て育ってほしい」と言います。
「仕事をしていて子どもに申し訳ない、などと自分自身が思ってしまうと、それが子どもに伝わってしまうと思うのです。いつも笑顔で前向きに仕事をして、その姿を娘に見せることが大事だと思っています。」
実はウェンディさん、お腹に2人目のお子さんがいるのです。今年の8月出産予定。6月までは、インストラクターとして仕事を続けるそうです。身重で立ち仕事とは大変でしょう、と言うと「大丈夫ですよ」と笑顔で返答。
「出産後にまたこの仕事に戻れることがありがたくて・・・。戻ってきてねと言ってくれた会社に対して感謝の気持ちもこめて、早く職場復帰できるように努力しようと思っています。」
この笑顔が、きっとお子さんに伝わっていくのですね。
うぇんでぃたたみさしさん Profile
札幌出身、1973年生まれ。2歳から4歳までアメリカで過ごす。幼い頃からキャビンアテンダントを夢見るも、就職はIT関連の企業に。ひょんなことからパソコン研修のアシスタントをし、これをきっかけに猛勉強の末、MOTを一度の受験で取得。インストラクターの職に就くこととなり、現在はJC-21教育センターにて、教育部主任として活躍中。ご主人、娘さんと3人家族、2人目のお子さんを8月に出産予定。

